ピーマン祭を開催(個人的に) [親から届いた野菜です]
両親は定年後、山に住んで二人で畑を耕す生活を送っています。 そして東京に住んでいる娘の私や親せきに、野菜や米の詰まったダンボールを送ってきます。その野菜などの品々をお伝えするこのコラム、今回は初秋の収穫物が送られてきました。そしてあまり知られていないものも一緒に入っていました。 |
text by 堀江優子
ピーマン祭を開催(個人的に)
ピーマンがたくさん送られてきました!この量はちょっと多いぞ!?食べ切れないうちに駄目にしてしまってはよくないな、と思い、会社の人たちにおすそ分けをすることにしました(無理やり)。
あまり料理をしないという一人暮らしの男性にも「炒めて塩コショウするだけだから!それだけだから!ね!」などと言いながら(無理やり)新聞に包んだピーマンを手渡す私は、さながら親戚のおばさんのようです。そのうち「いい女の子がいるから!紹介するから!」などとも言いだすかもしれません。いや、ないですが。
つやがいいピーマンですね。
以前帰省した時にピーマンを収穫したことを思い出しました。
ピーマンは日本では緑の状態でよく食べられますが、熟すと黄色や赤などきれいな色に変わるそうです。その色が変わったピーマンは一般的にカラーピーマンと呼ばれるものになります。パプリカと似ていますが、それはまた別の品種だそうです。
また、ピーマンが苦手な子どもが多いのは、味覚が敏感な幼少期に、ピーマンに多く含まれるアルカロイドの一種の苦みを、より強く感じてしまうかららしいですよ。なので大人になったらピーマンが食べられるようになった、という話がよく聞かれるらしいです。
ピーマンは熱に強く、効率的にビタミンがとれるので、もりもりピーマンを食べてLet's健やか生活!ですよ。なにかのキャッチコピーみたいです。
簡単。ハムとじゃがいもと炒めるだけ。
ピーマンとハムとじゃがいもの炒め物の材料です。そのままです。
ハム | :6-8枚 |
じゃがいも | :1-2個 |
ピーマン | :2-3個 |
白ごま | :適量 |
めんつゆ・塩・こしょう | :適当 |
- じゃがいも、ハム、ピーマンを食べやすい大きさに切ります。
- 1を塩、こしょうで炒め、しんなりしてきたら、めんつゆをひと回ししてさらに炒めます。
- 白ごまをまぶして出来上がり!
これは簡単にできていいです。しかもお得です。
じゃがいものホクホク感と、ピーマンのしゃっきり感、この食感の違いがいいです。ハムのちょっとしたしょっぱさも、いい味をだしています。
ピーマンとひき肉は合います。炒めます。
ひき肉とピーマンの炒め物。
ひき肉(牛でも豚でも) | :50-100g |
ごぼう | :1本の3分の1位 |
野沢菜 | :適量 |
ピーマン | :2-3個 |
しょうゆ・みりん・砂糖 | :適当 |
みそ | :大さじ1位 |
- ごぼうはささがきにして水にさらします。
- ひき肉を炒め、色が変わってきたらピーマン、野沢菜、ごぼうを入れてさらに強火でさっと炒めます。
- しょうゆ、みりん、砂糖、みそを加えて味をととのえて出来上がり!
これがまた、みそがめちゃくちゃ合っておいしいのです。強火でさっと炒めてまだピーマンがシャキシャキしているくらいが私は好きです。
本当はピーマンの肉詰めも作りたいのですが、こちとら忙しく働いている身、ささっとできて、ぱっとうまいものを、がポイント高いですからね。ピーマンの肉詰めは休日につくることにします。
ふとこれをつくっているときに思い出しましたが、村上春樹さんの小説で、ひき肉とピーマンを炒めたにおいが嫌いなの、という女性がいたような気がします。私はおいしいと思うんですけどね、どうですかね。といっても、その女性に無理にすすめても、きっと嫌なものや嫌よ、と言われてしまいそうです。それにしても村上春樹さんの小説に出てくる料理はどれもおいしそうです。
一緒に入っていた写真
送られてきた荷物の中に写真が入っていました。
米を干したようです。これを二人、というかほぼ父一人でやってるところがすごい。
犬、花、栗、トマト。この犬はアカ。父が猟に連れて行きます。
マルコという名前の犬。この犬の母親はチビ。合わせて「チビマルコ」…。父がつけました。
母はよく畑の様子などを撮った写真を送ってくれるのですが、割と高い確率でどうコメントしたらいいのかわからない写真が多く入っています。しかし今回は少し分かりやすい写真でした。
いずれにせよ様子が分かるように、と送ってくれる写真ですので、ありがたくとってあります。
乳団子をおすすめします。
お菓子もいつものように一緒に送ってくれました。
一緒に送ってくれたお菓子たちです。手前の乳団子というのは「ちちだんご」と読みます。ミルク味のぎゅうひという感じ。
広島の庄原名物で、かなりおすすめです!
水を使わずに餅粉とミルクとはちみつを混ぜて作っているそうで、このマイルドな甘さは、甘いものが苦手な方も「これはいける」と言ってくれました。
広島に行った時にお土産に迷った方、もみじまんじゅうはもう何度も買ってしまった方、乳団子をお土産に買って帰るといいですよ。私が人にあげた限りでは、ほかの広島土産よりかなり評判がいいですよ。
また広島に行ったら買ってこようと思います。
お父様の命名センス、nice!です^^ 写真もいい雰囲気ですね。
子供の頃父が飼っていた猟犬は、かなり気が強く、怖くて近寄れなくて、
なでたり散歩させたりできる犬がほしかったけれど
「アカ」さんは、そんなに怖そうじゃないですね。
ピーマン美味しそうです。
by kiyomy (2007-11-07 08:13)