ジューシーしいたけ [親から届いた野菜です]

     
両親は定年後、山に住んで二人で畑を耕す生活を送っています。
そして東京に住んでいる娘の私や親せきに、野菜や米の詰まったダンボールを送ってきます。その野菜などの品々をお伝えするこのコラム、今回はすぐに使えるものが入っていたのですぐ料理して食べます。

text by 堀江優子

柿食えば…

鐘が鳴るなり法隆寺~by正岡子規 という訳で柿が届きました!
柿は秋の果物の代表的な存在ですね。柿は日本原産の果物といわれ、16世紀頃にポルトガル人によってヨーロッパに渡り、その後アメリカ大陸に広まっていったそうです。
今では、「kaki」は世界中の人に愛され、学名も「ディオスピロス・カキ(Diospyros Kaki)」、「kaki」の名で世界中に通用するんですって!知らなかったですわ。
幹は家具に使われ、実は食用、葉は茶の代わりとして飲まれ、未熟の果実はタンニンを多く含み、柿渋は防腐剤として用いられるそうで、なかなか柿のやつ、やるな、という感じです。

実はこの柿、多く送ってきてもらいまして、会社の人など知り合いにも分けたのですが、まだ余っております。
直接食べる、あるいは大根と混ぜて、なますにしてみたりしたのですが、若干飽きてしまいました。(贅沢かつ嬉しい悲鳴)いいレシピ、ないですかね?


葉っぱ付きできました

色づいた柿の派も一緒に。きれいな色です。


いろんな色と形のしいたけ。

両親はしいたけ栽培もしているのですが、以前帰省した時、実家の庭にビニールハウスのようなものが突如として出現しており、その中にしいたけのホダ木がずらっと並んでいたのには驚きました。
しいたけ栽培の様子を見た経験のない私の目には何かの白昼夢のように映りました。切られた木がずらっと並んでおり、その木からきのこがにょきにょきはえていたのですから。
このしいたけ、両親は干したものをたまに送ってくれます。その干ししいたけで出汁をとると、これがおいしい出汁が出るのです。うどんのつゆや、鍋のスープに大活躍です。去年送ってもらったものは既に使い切ってしまいました。早く送ってくれないかなー。無いならそれでいいのですが、ほのかな期待をしてしまいました。


形も色も様々なしいたけ達。

これらを焼いていただきます


バターと塩こしょうで焼くだけでうまい

 
バターと塩こしょうで炒めるだけ!

材料(1人前):
白身魚の切り身 :1キレ
しいたけ :1-2個
タケノコの水煮 :適量
ネギ :適量
バター :10g位
塩・こしょう :適量
  1. ネギを切って材料をバター、塩こしょうで炒めるだけ!


簡単すぎます!でもしいたけ、ジューシーでうまいです。
このしいたけのバター炒めだけでお腹が一杯になってもいいくらいです。

おいしいお菓子と微妙な味のお菓子も入っていました

地元のお菓子を送ってくれました。そばぼうろと、ほとぎというものです。
そばぼうろは素朴な味がしてとてもおいしくいただけました。ただ、ほとぎ…私は好きですが、知り合いにあげたところ、「あんまり味がないなあ」ということでした。
確かに濃い味のお菓子が沢山出回っている中で、この素朴さは結構好き嫌いが分かれるのでは?と思われる味です。
このほとぎ、「やき米」と大豆を加熱して、砂糖、水あめを絡めたもののようです。甘みが控えめで米の味を噛みしめてじわっとうまさがしみてくる、という感じでしょうか。

 
「そばぼうろ」と「ほとぎ」

今回のダンボールの中身は以上でした。
冬が迫っている中、少ない収穫からいろいろなものを送ってもらえて感謝していますよマイ両親。


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