東京よさこいコレクション’07 [あらゆる祭りを楽しもう!]
高知に起源をもちつつ、各地で開かれる「よさこい祭」。 |
text by 和田 朗
東京よさこいコレクション'07
前回は、よさこいの踊りや楽曲のバリエーションの面白さを紹介したのだが、もう一つ、各チームが力を入れていると思われるのが衣装。
今回は、私が見た各チームのバラエティーに富む衣装をご紹介。BGMは「恋はメキメキ」でよろしく。♪チューチュー♪
まず、一番最初に私に「これがよさこいだ!・・・これがよさこいなのか?」と感動を与えてくれた、若者達の勢いのあったチームから。
男性衣装
全員が同じ衣装のチームと、男性女性で微妙に変えたりしているチームとあったのだが、こちらは男性女性別バージョン。
男性は肩脱ぎ風に作った着物のような上着で。下に着たタンクトップから伸びる引き締まった二の腕がなかなか。
女性
女性は、前後が長いタンクトップを男性の上着と同じ布地で。
白いパンツに赤と黒のビビッドな色合いの上着が映える。地下足袋、いいですね。動きやすそうだし、祭りっぽくて私は好き。
10代チームの衣装
袖無し着物に黒いパンツ。これも着物風の柄が映えてる。踊りがジャズダンスっぽかったのもあるのでしょうが、子供は足下が安定するスポーツシューズの方が良いのかも。
和洋折衷の凝ったデザイン
こちらはテーマを絞ったストーリー性のある踊りだったので、衣装も凝っている。オーケストラ風な振り付けを加えたり(これも、ちょうどオーケストラ風に楽器を掲げたポーズをする直前)していたので、上着が燕尾服風。私が見た中では一番の異色だった。
シンプルにスタイリッシュに
奥様方のチーム。ぐっとシックにシンプル。熟女の魅力。
おお若い!
こちらも若いチーム。バックにチーム名の入った長めの法被に男性はタンクトップ、女性は臍見せチラリの短めトップ姿。若いから出来るって感じですね。眩しいわ。
法被だけ揃えて、あとは各自黒を基準に揃えたのかな。これなら予算もそれほどかからずに統一感が出せるから、まさに若さと知恵を活かした衣装。偉い!
可愛さ一杯、元気一杯
先程の10代グループが、ちょっと大人っぽく決めていたとするなら、こちらは元気一杯な子供らしさを全面に出して。
大きな柄と派手な色合いで目をひく法被にあわせた短いスパッツがいなせで可愛い。
頑張れえ!と応援したくなりますな。
大胆柄の法被
同じチームの後ろ姿。
派手な法被、欲しくなっちゃった。
こちらも法被を揃いで
20代くらいのチームは法被姿に下は体にフィットしたもの、というのが多いかも。こちらも法被を揃いで。
紫が目をひく。
着物ベース
ここは、老若男女取り揃えたかなり大きなチーム。大人も子供も同じ黒と白の着物で、びしっと揃えているのが格好良くもあり、可愛らしくもあり。
着物には大概踊りやすさの為にスリットが入っているので、アオザイ風ですね。足捌きが良くて踊りやすいから、長い上着の場合はこういう形にしてあるところが多かった。
頭の手拭いが素敵
ここもシンプルながらにぱっと目をひく着物姿。着物の上からお腰(?)を巻いたり、赤いラインの手拭いと黒いラインの手拭いを揃って被る。
鉢巻き姿が多いので、手拭いを揃いで付けているのは、それだけで印象的。女性も男性も手拭いできりっと前髪を全てあげているので、更に一層「きりり」とした印象も受ける。
うーーん。踊りが好きだったから余計そう思うのだろうが、やはり衣装も好きですねえ。
掲げた提灯すら格好いい。
硬派?
ええと、なんというのでしたっけ、この格好。着物ではなく法被姿ですが、下に着ているモノ、ブーツまでびしっと揃えているので、かなり目立つ。どこも女性はもちろん男性も目張りを入れて舞台メイクさながらなのだ。ここは衣装が派手なのでメイクもそれに合わせてくっきりはっきり。
柔らかい衣装
「おおおおおおお。」ここも、他とは一線を画していますね。天女の羽衣の童話を彷彿とさせるような。すごく創作的な衣装。オーガンジーの袖が女性的。
着物や法被姿をびしっと着こなすタイプが多い中で、この柔らかーいアレンジは逆に目をひく。
そして最後に・・・
あ、こうなると、これも格好いい!
本場高知のお隣徳島から、満を持して阿波踊りの扮装で。
格好いい!素敵!と思う衣装は数々あれど、やはり自信を持ってここまでやってきた文化の担い手には叶わない。
裏で、ストレッチをしたり、踊りの復習をしているところを見かけたのだが、「うわ!」っと足が止まってしまう。堂々としているもの。
町中、衣装を付けた団体があっちで踊り、こっちで休み、しているので、きょろきょろして回るのもまた楽しい。
どうです?コスプレ魂に火が付きませんか。私は着たい、とにかく法被から。・・・とりあえず地下足袋買おう。
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