炊き込みご飯が食べたい! [親から届いた野菜です]
両親は定年後、山に住んで二人で畑を耕す生活を送っています。 そして東京に住んでいる娘の私や親せきに、野菜や米の詰まったダンボールを送ってきます。その野菜などの品々をお伝えするこのコラム。今回は炊き込みご飯を作ります。 |
text by 堀江優子
今、無性に炊き込みご飯が食べたい。
現在我が家、というか個人的に空前の炊き込みご飯ブームが来ています。炊き込みご飯って食卓に出てきたら、なんか「おっ」ってなるじゃないですか。赤飯とかもめでたい時によく食べられますが、赤飯ではなくても、炊き込みご飯が出たら「今日はいいことあった?」みたいな気分になるじゃないですか。
そのめでたい感じとは裏腹に、炊き込みご飯を作るのは意外と手間がかからないのです。
今日ご紹介するものとは別ですが、あまりにも作るのに簡単すぎる炊き込みご飯No.1があります。
それは、「ふじっこ」(潮吹き昆布)1袋とシーチキン1缶
(油ごと)、この二つをいつものお米を炊く分量(3合目安)で水を入れた上に、どばっと入れて炊くだけ!それだけでおいしい炊き込みご飯ができます。「ふじっこ」の袋の裏に調理例として書かれており、試してみたらかなりおいしかったので何度も作っています。おすすめですよ。
ただ今回はもうちょっと手の込んだ、コクとうま味がたまらない炊き込みご飯の作り方をご紹介します。親から送られてきたしいたけがここで活躍です。
炊き込みご飯の材料です。
▼具材 | |
しいたけ | :中くらい2個程度 |
にんじん | :4分の1本程度 |
鶏肉 | :120g-140g(みりん・しょうゆ・酒、各小さじ1杯ずつに漬け込む) |
▼だし | |
水 | :600ml |
だしの素 | :小さじ山もり1杯 |
みりん | :大さじ2杯 |
酒・しょうゆ | :各大さじ3杯 |
▼炒める用 | |
サラダ油 | :小さじ1杯 |
ごま油 | :小さじ1杯 |
▼ご飯 | |
米 | :3合 |
塩・味の素 | :小さじ半分程度 |
米は研いで、ざるにあげておきます。鶏肉をみりん・しょうゆ・酒、各小さじ1杯ずつに漬け込んでおきます。
しいたけは一口大に、にんじんはみじん切りにします。
漬け込み中。お肉の買ってきたトレーを使うとお皿を洗わなくていいです。
鍋に、ゴマ油とサラダ油を入れて熱し、鶏肉、しいたけ、にんじん全部を入れ炒めます。あとで炊くのでそんなに火が通ってなくても気にしなくて大丈夫です。
また、きのこ類が今回はしいたけのみですが、まいたけやしめじなどを入れてもいいですね。秋にぴったりのきのこご飯ができるはずです。
ゴマ油のいい香りが広がります。
だし汁にします。あくは取りましょう。
きのこがしんなりしてきたら、だしの材料も全部入れます。沸騰したら火を止めます。 そして蓋をして冷まします。急ぐ時はそんなに冷まさなくても大丈夫です。
炊飯器に洗っておいた米を入れ、ざるで鍋の具材をこしてだし汁だけをまず入れます。
だし汁を投入!
結構熱いので、やけどに注意してください。
そこで、水加減の調整をしてください。いつもお米を炊く分量にお水を追加する感じです。
そして塩・味の素を小さじ半分程度いれたら、ざるの具材をすべて入れて炊飯ボタンをぽちっとな、です。
スイッチオン!あとは待つだけ~。
結構簡単だと思いませんか?
そしてこの出来上がるまでに漂ってくる炊き込みご飯のよい香りが、わくわくさせるんですよね。その香りをかいでいると、どんどんお腹が減ってきます。よし!炊きあがりだー!
ぱーぱっぱぱー♪(「ねるねるねるね」のできた時の音)
混ぜれば混ぜるほど…
シイタケのうまみとちょうどよい油分で、コクがあって覚めてもおいしい炊き込みご飯の完成でーす。
覚めてもおいしい炊き込みご飯。
おいしいので2杯おかわりしました。そして次の日はおにぎりにして食べました。具材を炒めずにそのまま炊飯器に入れると、水っぽくなったり、味が染みていなかったりすることがあるので、たまに悲しいことになってしまいます。
炒めるというひと手間で、しいたけや鶏肉に味がしみ込んで、失敗しにくい炊き込みご飯ができますよ。ぜひお試しください。
我が家と同じ作り方です、美味しいですよね!
炊き込みご飯!大好きです!
ゴボウが入るともっと美味しいと思う^^
シーチキン缶とふじっこですね、作ってみます(^^♪
by ウサコ (2008-03-11 07:39)