おいしい嬉しい地元の品 [親から届いた野菜です]

     
両親は定年後、山に住んで二人で畑を耕す生活を送っています。
そして東京に住んでいる娘の私や親せきに、野菜や米の詰まったダンボールを送ってきます。その野菜などの品々をお伝えするこのコラム。今回は野菜以外のモノたちに注目します。

text by 堀江優子

いつも野菜じゃない品も送ってくれてありがとう。

両親より私のところにいつも送られてくる野菜ですが、その段ボールの中には実家の畑で採れたものではない、地元、広島は庄原市で両親が買ったであろう品々が同封されてきたりします。
この品々がなかなかいいのです。
おいしいものもあれば、「えっ、これはなに?」みたいな品が多かったりしましたので、今回はそのセレクションをお伝えします。

  
段ボールの左下に見えるきちんと包装された箱…。これは野菜じゃないな?

おいしそうな品。

まずはおいしそうな品、おいしかった品をご紹介します。こういう品々が地元で評判を呼んで全国展開とかするんですよね。
あと県外に出てしまった人々がその味を忘れられなくて親や知り合いに送ってもらったり。
私自身の場合で言うと、広島で忘れられない味は上田昆布さんの小さい箱に入った「おしゃぶり昆布」です。地元のスーパーに普通に売っていたので東京でも買えるものとばかり思っていたので、どこに行ってもなかった時のほんのり残念な感じは忘れがたいものがあります。
ですので、広島に帰るたびに貯め買いして東京に戻るのでした。
今は上田昆布さんの商品も全国に出回っているようですし、似たようなおしゃぶり昆布はもちろん沢山あるのですが、あの箱の昆布の味は他の昆布と違っているのです。いつまでもしゃぶっていられるのです。…このようなピンポイントのこだわりは他の人に言ってもあまり理解されないでしょうが…でも、意外とどなたもそういうこだわり、ありませんか?

と思い出話は置いておいて、実際送られてきた品をご紹介します。まずはバター。

  
2色刷りで地元っぽいです。でもそれがおいしそうです。

広島県酪農業協同組合さんによる七塚バター。広島県は、庄原市の地元の牛たちのバターです。これが!結構いけます。バターにしては割とさっぱりな方かな~という印象。

そして、いったい何事?と思わせるインパクト重視のこの品。

  
いきなり大きく「DANGER」。上のほうに「ヒバゴンのたまご」と書かれています。


ヒバゴンの説明。

おいしいお饅頭でした。


ヒバゴンとは、日本に生息すると言われている類人猿型の未確認生物のひとつで、広島県比婆郡(現・庄原市)で発見されたと言われているそうですよ。UMAですよUMA。ただこのヒバゴン、雪男とかビッグフットの陰に隠れて、いまいち知名度がないと思っているのは私だけでしょうか。
ここはひとつどなたかヒバゴン捜索隊を組織してほしいものです…と思いながら調べたら、あるんですね。ヒバゴン発見に向けてぜひ頑張っていただきたい所です。

そしてお菓子が続きますが、次は「ピオーネロール」。


ピオーネロール。

おいしいソースがまきまきされています。


庄原市の隣にある三次(みよし)市は実は葡萄、ピオーネの名産地なのです。葡萄と言えばワインですね~。この三次のワインは結構いけるんですよ。
そんなワインと一緒にいただきたい、三次の特産品ピオーネを白餡に練りこんだピオーネロールです。
ふわっとブドウの香りがするロールケーキ、おいしそうでしょう?おいしいんです。


やはり素敵なパッケージ。

意外な形におっ、となりました。


こんにゃく、いかにも地元で作った様なパッケージと無骨な形、こんにゃくは料理のいろんな方面で使い勝手がよくありがたく頂きました。歯ごたえもぐっときていい具合です。

ど、どうよ?まだ食べてない品。

そしてたまに入っている品で「これは…」と言葉が出ないような品があります。


高野蕗羊羹。ふき…ようかん?

ふじのや製菓さん。


蕗(ふき)を主原料とした羊羹です。これ、蕗の甘い様子がどう考えても…あのー…たぶん難しいんじゃないかなー?誰が考えたのかなー?そしてなんでうちの両親はこれをセレクトしたのかなー?という気持ちでいっぱいです。
恐ろしくてまだ食べておりません。どなたか一緒に食べていただけませんでしょうか…?

と、いろいろ紹介いたしました。何はともあれ、いつもいろんなものを送ってくれる両親には感謝です。


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