静岡おでんフェスタに行ってきた その1 [あらゆる祭りを楽しもう!]

   

皆さんは静岡おでんを知っているだろうか。
私は昔テレビで、ジュビロ磐田の中山雅史と結婚した生田智子が「家でおでんを作ったら、黒はんぺんが入っていないと怒られた。」と言っているのを見て初めて静岡おでんなるものを意識した。
静岡県民の静岡おでんに対する熱意愛情に対する興味・・・更には食いしん坊の私の「食べてみたい」願望・・・。行って、見て、食べるしかないでしょう。

text by 和田 朗

いつもより早起きして東名に乗り一路静岡を目指す。
なぜならそこに、「静岡おでん」があるから。現段階で私が知っている静岡おでんのイメージは、1.黒はんぺんが入っている。2.汁が黒っぽい。3.ふりかけみたいなのをかけて食べる。
それだけである。特に興味があるのはやはり黒はんぺん。
朝ご飯は当然抜いてきた。途中のサービスエリアでだってコーヒーだけだ。おでんフェスタに行って一店舗しか食べないという手はないだろう。もともとが小食なもんだから、朝を抜いたって不安なくらいだ。


富士山が見えてきた

前方にくっきりと見える富士山。この晴れやかな富士山をくるーりと回り込むように、高速を飛ばし静岡市まで。

目的地は、静岡市内にある青葉シンボルロード。インターを降りてから市街地までそれらしい案内は無く少々不安になるが、まさに駅前商店街といった町並みに入ったところでテントを発見。


しぞ~かおでん!

そのまま車を走らせてメインとなる青葉シンボルロードまで行くと、テントが通りの両側に並んでいる。「間違いない、間違いない、ここだここだ、」と一安心。一旦戻って車をコインパーキングに停めてから、お財布握りしめて会場に向かう。


青葉シンボルロードを端から見る

このときちょうど9時50分。開始時間の10時には少々早いが、通りにはもうほのかな出汁の良い香りが漂っている。


メインストリート


準備に勤しむ(?)店員達

まだ10時前なので閑散としているが、テント内ではおでんがぐつぐつと煮えている。店の人は開始前の準備で忙しそうだ。

このおでんフェスタ、静岡市の葵区役所前の青葉シンボルロードをメイン会場に、シンボルロード付近のいくつかの通りで行われている。メインストリートにはB級グルメの祭典、B1グランプリ出場をかけてエントリをした14店舗と、青森・小田原・焼津・姫路からやってきた全国各地のご当地おでんの店舗が並び、その他の通りでもこれまた味自慢のおでん屋のテントが並んでいる。

テント数、30以上。おいそれと制覇できる数ではないのだ。


会場案内

とりあえず、メインストリートを中心に攻めていくほかあるまい。なんせこちとら静岡おでん初体験だ。店それぞれの自慢もあるだろうし、個々人お勧めの店もあるだろうが、道先案内人も居ないこの状況、的を絞ってみたほうが良さそうだ。


B1グランプリの案内も。

先程さらりと書いたB1グランプリだが、皆さんはご存じだろうか。
安くて旨くて地元の人間に愛されている、そんな地域の名物料理を愛を込めて「B級グルメ」と呼ぶらしい。そんなご自慢のB級グルメを集めて食べて楽しんで、更には投票で王座を決めようという大変楽しいイベントが年一回開かれているのだ。昨年、富士宮で第二回が行われ、今年10月には第三回が福岡県久留米市で行われるという。なんと静岡おでんは昨年度の第三位。「静岡おでんの会」で出場したらしいが、今年はこのおでんフェスタの会場に集まった人々の投票で出場チームを決するらしい。自分がこの場で投票した一店が久留米にて戦うかも知れないと思うとなんだか楽しさも増すってものだ。


静岡おでん会員募集中

静岡おでん、すごいぞ。この「静岡おでんの会」というのが良い。静岡おでんフェスタの立て役者でもある訳だが、HPから何から静岡おでんに対する愛情がひしひしと感じられる。地元の食文化である静岡おでんを守っていきたい、次へ伝えていきたい、延いては静岡おでんを通じて静岡を盛り上げていきたいその思いがぐっとくる。

この静岡おでんの会が定義した、静岡おでんの五箇条によると
1.黒はんぺんが入っている
2.黒いスープ(牛スジ)
3.串にさしてある
4.青のり・だし粉をかける
5.駄菓子屋にある。

うん、私のイメージも大体間違っていないようだ。


地元のテレビクルー

うろうろとメインストリートを歩き回っていると、まだ混んでいないこの時間にテレビが撮影をしていた。
今日の夕方のニュースかな。

メインである青葉シンボルロードの奥にあるイベントステージの脇には、静岡以外のおでんのテントが並びそこだけ帆立が山盛りになっていたりして違う具材が並んでいるのも楽しい。


こちら姫路おでん

もちろん私の目当ては静岡おでんだ。
各地の変わり種にも惹かれるが、今日は静岡おでんを堪能しなくては。


スタッフジャンバーも素敵

静岡おでんのジャンバーを着たスタッフのおじさんの笑顔に背中を押されたような気がして、握りしめたお財布の紐をちょいとゆるめて、さて一店目はどこにしよう・・。


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