簡単滑らかスイートポテト [親から届いた野菜です]

 
両親は定年後、山に住んで二人で畑を耕す生活を送っています。
そして東京に住んでいる娘の私や親せきに、野菜や米の詰まったダンボールを送ってきます。その野菜などの品々をお伝えするこのコラム。今回はサツマイモを使ったスイーツの定番、スイートポテトを作ります。

text by 堀江優子

たまにはお菓子もね。

以前、こちらのコラムで私は「甘いものがあまり得意ではない」と書いたのですが、まったく食べない、という訳ではなく、たま~にチョコレートやおはぎなどが無性に食べたくなって、大量に買い込んでむしゃむしゃ食べている時があります。
ただ本当に甘いものを食べる時が少なく、好みがしょっぱいものに偏りがちなため、こちらのコラムではこれまでしょっぱいおかず系しかご紹介していなかったのですが、たまにはスイーツでも、ということで今回はサツマイモを使って簡単に作れるスイートポテトをご紹介します。

  
スイートポテトの材料です。

サツマイモはでんぷんが豊富でビタミンCや食物繊維を多く含むこともありますし、その甘みから、女性で好きな方も多いですね。大学イモや天ぷらにしたり、干しイモやイモけんぴなど、いろいろおいしく頂けますね。
そんな中でもスイートポテトは手軽に作れますので、普段はあまりお菓子作りをしない人にもおすすめです。

材料(2-3人前):
▼具材  
サツマイモ :400g(中くらい1本程度)
▼最初に混ぜるもの  
砂糖 :50g
卵黄 :1個
無塩バター :30g
▼後で混ぜるもの  
生クリーム :大さじ2杯
ブランデー(あればでよい) :大さじ1杯
▼つや出し用  
卵黄 :1個
:少々

バターは室温に戻しておきます。また、つや出し用の卵黄と水は合わせて混ぜておきます。

  
やわらかーくなーれ、やわらかーくなーれ。

さつまいもはお鍋でやわらかくなるまで茹でまーす。茹ですぎ?と思うぐらい茹でてしまって構いません。というのも、どうやらサツマイモのビタミンCは熱に強いらしいのですよ。安心してがんがん茹でられます。

サツマイモを茹でている間に、砂糖と卵黄、無塩バターを混ぜておきます。

  
砂糖と卵黄、無塩バターをまぜまぜします。

この砂糖と卵黄、バターの組み合わせ、この時点ででおいしそうです。
さて、サツマイモが茹で上がったら清潔なふきんやキッチンペーパーなどを使って皮を取り除きます。やけどしないように注意してくださいね。これは手早く行ったほうが良いです。

  
この時点でもう食べたい…がまんがまん。

そこで、まだイモが暖かいうちに、裏ごし器で裏ごしするのですが、まだ私、裏ごし器を買っておりませんで、以前と同じようにまたざるで代用しちゃいます。
もう一回裏ごし器を使うことが半年以内にあるようだったら購入することとしよう。なんて決意しつつも、ずっとざるで代用しそうな気もしますが…
なんてことを考えながら作業していたのですが…


ざるでこす…のは結構力がいるなあ…

裏ごしはもういいや!やーめた!どば~


そう、裏ごしは力がいるし途中でイモが冷めてきてしまったので、「そんなにしなくても、ちょっと粒々があったくらいのほうが食感がいいはずだから、いいよね!」ということで、裏ごしは断念し、適当にマッシュすることにしました。

このくらいアバウトでも結構大丈夫。滑らかになりますよ。料理は臨機応変にやってこそ続けられるものですよ…ね?と、やや強引に納得させることにして、このマッシュしたサツマイモに先ほど混ぜておいた砂糖と卵黄、無塩バターを加えてさらに混ぜます。
そうするとひとまとまりになってくるので、さらに生クリームとブランデーを混ぜてさらに滑らかにします。
うちでは運悪くちょうど前日にブランデーを飲み干してしまったので、今回は無しで作ります。


ここに、さっき混ぜておいた砂糖と卵黄、無塩バターを…

混ぜていると滑らかになります。
ここに生クリームを追加してさらに混ぜます。


さあ、いい頃合いで成形です。お好きな形に整えてください。
私はノーマルに楕円形に整えて作りまーす。

  
こねこね。大体8cmくらいの楕円系のものが10個できます。

この成形したスイートポテトの「もと」に、刷毛でつや出し用の卵黄を塗ります。
あとはオーブントースターやグリルなどで、こんがり焼き色がつくまで焼くだけです。

   
できたー。グリルって本当に使い勝手がいいわ~

  
出来たてを頂きますよ。

   
どうかな…もぐもぐ。

うおぉぉぉ!おいしい!めっちゃくちゃおいしい!自分で作っておいて言うのもおこがましいですが、うまいものはうまい。
出来たてというのもおいしさの要素だと思いますが、やはりお芋の本来の甘みを引き出すバターと砂糖、そしてなめらかな口当たりにしてくれる生クリーム。あぁ…おいしい。
作りすぎてしまったらラップに包んで冷凍庫に入れておけばいいですし、こんなに作るのが簡単なお菓子もなかなかないので、おすすめですよ。


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