ほうれん草で元気出しましょう [親から届いた野菜です]

     
両親は定年後、山に住んで二人で畑を耕す生活を送っています。
そして東京に住んでいる娘の私や親せきに、野菜や米の詰まったダンボールを送ってきます。その野菜などの品々をお伝えするこのコラム、今回はすぐに使えるものが入っていたのですぐ料理して食べます。

text by 堀江優子

財布もお腹も引き締まる…はず?

このコラムを始めるようになって、野菜を送ってもらう頻度が上がりまして、自炊率がかなり高くなりました。経済的にも大変助かっております。
ありがとう父よ、母よ。
仕事の関係で自宅に戻るのが遅いので、これまで夕飯の自炊は週に1、2回出来れば良かった方なのですが、今では週4、5回と多くなりました。脂っこいものを食べる頻度が減ったせいか、お腹の肉も若干とれて、ベルトの穴が2つ分縮まりましたよ。恐るべし自炊効果。
とはいえお腹の肉、垂れている所は立派に垂れています。運動して引き締めないといけません。精進しなければメタボリックシンドロームです。


「ほうれん草です。ゆでたら柔らかかったですよ」
「大根です そろそろ「おでん」?おいしい季節ですネ」

大根とほうれん草が届きました!


ちょっと小さめの大根です

どさっとほうれん草!


大根やほうれん草の栽培は比較的簡単なようですね。
どちらも種まきから収穫まで2ヶ月程度かかるようですね。そう考えると、夏の中旬頃に種まきしたと思われます。
実家の畑で立派に育ったこの野菜。早速料理していただくとしましょう。

やっぱりおひたし。

 
定番、ほうれん草のおひたし。

ほうれん草といえばおひたし!というイメージが私の中にはあります。
子供の頃は、母も働いていたのですが、母に朝の内に作りおきしてもらったおひたしが冷蔵庫に入っており、私は夕方小学校から帰ってきたら、冷え冷えのおひたしを出して、テレビを見ながら食べていたような記憶があります。
このおひたし、出来ればゆで方にこだわってくださいね!
沸騰したお湯の中に茎の部分をつけてゆっくり10数えたら、葉っぱの部分もいれ、さっと混ぜればすぐお湯から上げていいのです。
くたくたにならない、上品なおひたしになりますよ。ただ、くたくたなのが好き、という人もいるでしょうから、お好みで試してみてください。
すぐ出来ておいしいし、お酒のつまみとしてもいいですよね。
鉄分があるから!ということでよく食べさせられた記憶がありますが、鉄分は100g中3.7mgとほぼ牛レバーに匹敵するほど含まれているらしいですよ。貧血気味の方には心強い食材です。

バターとほうれん草の相性、100%マッチング。

 
きのことベーコンとほうれん草のバター炒め

材料(2-3人前):
ほうれん草 :3-4束
ベーコン :100g位
エリンギ :2-3個
しめじ :ひと株
バター :10g位
塩・こしょう :適量
  1. ほうれん草、ベーコン、エリンギ、しめじは食べやすいように切ります。
  2. フライパンにバターを入れ、溶けてきたらベーコンを入れ、弱火でじっくり炒めます。
  3. きのこを入れてさらに炒めます。
  4. 強火にしてほうれん草をいれて、塩こしょうをします。ほうれん草がしなっとしてきたら出来上がり!

簡単に出来ておいしい!バター炒めです。
ほうれん草、ベーコン、きのこ、バター…これらの食材同士のマッチング、すなわち相性の良さは、もうなんというか、驚くべき運命の出会いといってもいいです。
ポパイみたいに食べた瞬間に元気になってしまいそうなおいしさです。
この材料でさらに他の料理も出来ますよ。
上のレシピ通りに炒めた後、オリーブオイルとしょうゆを混ぜて炒め、これをゆでたパスタと混ぜれば、和風ほうれん草きのこパスタが出来ます。
是非おためし下さい。

大根の可能性は無限です。

続いては大根です。大根は割と日持ちがする上に、すり下ろして使うもよし、薄くスライスしてサラダにするもよし、柔らかく煮込んだおでんやぶり大根、など煮物にするもよし、もちろん炒めてもよし、と可能性が無限に広がる食材ですね。
というわけで、梅あえと煮物を作りました。


梅あえ。すっぱいうまい、すっぱいすっぱい、うまいすっぱい。

大根が柔らか~く煮えています。


あぁ、写真見てるとお腹が鳴ってしまいます…。煮物のレシピはこちら。

材料(2-3人前):
大根 :1本の3分の1位
にんじん :1本の3分の1位
タマネギ :半分位
鶏肉 :適量
しょうが :すりおろしかみじん切りを適量
だし汁 :適量
しょうゆ・みりん・お酒 :鍋に1回し程度
  1. 大根は出来れば米のとぎ汁で下ゆでしておくといいです。
    鍋に切った大根・にんじん・タマネギを入れ、かぶる程度のだし汁で煮ます。
  2. 鶏肉を入れ、しょうがを入れ、さらに煮ます。時々アクを取ります。
  3. 酒をいれ、しばらくしたらしょうゆ、みりんを回し入れます。
  4. 味がしみるまでゆっくり弱火で煮れば出来上がり!


もう冬の気配も忍び寄ってきていますがこの時期の煮物はおいしいですね。母はそろそろおでんの季節?と書いておりましたが、おでんもこの季節、大変おいしくいただけますね。
いろんな食材をつめあわせてあれがいいかな、これがいいかな、などと思いながら箸を進める幸せがあります。
また今度作ろうと思います。


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