畑に出て野菜を採ろう [親から届いた野菜です]
両親は定年後、二人で畑を耕す生活を送っています。 |
text by 堀江優子
おはようございます。畑に出ましょう。
昨日は実家に着いたのが夕方のことだったので、両親には畑をどのように作っているのかをインタビューしましたが、明けて翌日の朝、早速一緒に畑に出ることにしました。
昨日は話で聞いた畑のレイアウトでしたが、父が実際説明してくれながら歩きます。
「あっちに無花果(イチヂク)があるんよ」と父
ちょうど秋の気配が少し感じられる気候になって、風も涼しく気持ちよくなってきました。母の植えたコスモスもゆらゆらと揺れています。
コスモスがきれいです。もう秋ですね…
桝井ドーフィン、ゲットだぜ!
昨日食卓に上がった無花果、こんな所に実をつけていましたか!
熟れている状態のものがいくつかあったので、収穫です。もう私はこの無花果が、桝井ドーフィンという種類だと言うことを知っています。知っていると無花果に対する思い入れも強まって、よりおいしく頂けるはずだと言う気がしました。
無花果は日持ちがしないので、ジャムやコンポートにすると良いです。
無花果は切ったところから白い液が出ます。
オクラ、縦に生える
「オクラが大きくなっとるよ」という父の言葉を受けてオクラの生えている場所へ近づいたところ、一瞬どこにオクラがなっているのか見分けられず、しばし眺めてしまいました。
はじめて見たオクラの果実は…縦になっていました。かっこいい!
これまで私が想像していたイメージとしては、豆のさやのような実の付け方をするのかと思っていましたが、違うんですね。
実の付き方が想像と違ったオクラ。かっこいい。
オクラの花。美しいです。
また、オクラの花というものも、初めて目にしました。黄色い花弁の奥に赤い色がのぞいてとてもきれいです。
それにしても立派なオクラ。これは是非酢の物にしたいですね。オクラは以前、カレーに入れてみたことがあるのですが、なかなか良い味わいになりました。
ピーマンが沢山とれました
「こっちにピーマンがようけ(沢山)なっとるわ」と父。近寄る母。
父の言葉にピーマンのエリアへ移動します。父と母は慣れた様子でチョキチョキとハサミを動かしながらどんどん収穫していきます。
手慣れた様子でどんどん収穫。
私も慣れないながらもピーマンを採ります。
慣れないおよび腰での収穫。
こうやって収穫の作業をしていると腰が痛くなってきます。農業は体力です。日頃座って仕事をしている私などから比べたら、私の両親はかなり体力があるはずです。
ピーマンはいろんな料理に使えますね。チンジャオロース、野菜炒め、ピーマンの肉詰め…あ、ココナッツカレーに入れてもおいしいです。
しばらく両親の様子を見ていると「ここのが大きいからここのを採って」「ここも出来てるわ」など、会話をしながら収穫している様子。
「ここも大きいピーマンあるから採ってや」
普段、二人の時もこのような会話をしながら収穫しているのでしょうか。なんとなくその様子を見ていると、安心して帰れるような気がしました。
「じゃあちょっと三人で写真とろうや」と声をかけました。普段は照れ臭くて私の方が写真を撮ろうと言われても遠慮していたのですが、自分から撮ろうと言うのも悪くないな、と感じました。
何年かぶりの親子ショット。
両親の様子を知る良い機会になって良かった、と思いながらも、そろそろ東京に戻る時間が迫って参りました。
畑での収穫は今回はこれでおしまいです。夏の間はもっといろんな野菜が採れるのですが、涼しくなって採れるものも少なくなってきたので、今回は無花果、オクラ、ピーマンの3品を採る様子をお伝えしました。
私が帰省する何日か前に、ちょうど米の収穫が終わったようでしたので、そのうち新米が届くはずです。生活必需品の米、これ、新米だとほんとうにおいしいので、楽しみにしています。
送ってくれたバス停から、軽トラで去っていく父
というわけで今回は実家に帰省して両親がどのような収穫を行っているのかレポートしました。また広島は庄原に行ってその様子をお届けできるかと思いますが、しばらくまた送ってきた野菜や米の中身をご紹介していきたいと思いますので、よろしくお願いします。
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